NISA投資道

初めまして。このブログを通じて、私の提案する投資戦略の一つNISA(Nippon Individual Savings Account)を伝えていこうと思っています。

株式投資の基本理論:PERとPBRの解説

 

みなさま、お疲れ様です。

 

MASAです。

 

 

株式投資に取り組む際、企業の財務状況や評価を理解することは重要です。そのためによく使われる指標として、「PER(Price Earnings Ratio)」と「PBR(Price Book-value Ratio)」があります。これらの指標を理解することは、より合理的な投資判断をする上で役立つことでしょう。

 

 

PER(Price Earnings Ratio)
PERとは、株価を1株当たりの利益(EPS)で割った値を示します。簡単に言えば、どれだけの価格で1円の利益を得ているかを示す指標です。一般的に、PERが低い企業ほど、株価が利益に比べて割安であると考えられます。

 

例えば、ある企業の株価が1,000円で、1株当たりの利益(EPS)が100円だとします。この場合、PERは10(1,000円 ÷ 100円)となります。つまり、投資家は1年で自分の投資額に対して10%の利益を得ることができるという計算です。一般的な基準として、PERが低い(10以下など)銘柄は割安と見なされ、高い(20以上など)銘柄は割高と見なされることがありますが、業界や市場状況によって適切な判断が異なります。

 

PBR(Price Book-value Ratio)
PBRは、株価を1株当たりの純資産(希薄化後の資産)で割った値を示します。これは、企業の評価額が実際の純資産に対してどれだけの割合であるかを示す指標です。PBRが1を下回る場合、株価が実質的に純資産よりも割安であると考えられることがあります。

 

例えば、ある企業の株価が1,500円で、1株当たりの純資産が500円だとします。この場合、PBRは3(1,500円 ÷ 500円)となります。PBRが1よりも低い場合、市場がその企業の実力を過小評価している可能性があります。

 

これらの指標は、単独では投資判断をするには不十分ですが、他の情報と組み合わせて企業の評価や投資魅力を判断する際の参考になる重要なツールです。投資家はこれらの指標を理解し、自分自身で分析する能力を育てていくことが、成功する投資の一環と言えるでしょう。